ストーリーモード登場人物紹介
こちらではストーリーモードに登場するキャラクターを紹介します。
シナリオルートによってもそれぞれのポジションが異なってきますので、それらの注釈も交えておきます。
また、特に重要なネタバレ事項に関しては、背景色を用いて伏せておきます。
名前の横に車種名が表記されていない人物はNRC(ノン・ライバル・キャラクター)です。
01.主人公(愛車はプレイヤーが初期に選んだ車種及び色)
 ストーリーモードの主役。デフォルトネームは無い。なぜか目元が長い前髪で隠れており、劇中ではついに最後までその素顔を晒す事は無かった。
 シナリオ冒頭でも彼自身が述べるが、免許取得後にとある峠へ出かけたところ、その走り屋たちからレベルの違いを見せ付けられたらしい。そこから本気で、ドライビングテクニックの向上に努め出したのは本人の弁。TimeAttackシナリオによると、愛車は前のオーナーから個人売買で入手したらしい。
 坂田モータースへ愛車を預ける際に、その修理代が工面できる財力、なおかつBattleシナリオで「比較的暇人の分類に入る俺は」と述べている点、そしてTalkシナリオのあるエンディングにて勉強を指導できる事から、実家が裕福な大学生もしくはフリーターである事が推測できる。しかし劇中では、彼の社会的身分に関する詳細な言及は一切無い事から、真相は定かではない。
 性格は比較的温和かつ低姿勢で怒りを露にする事はあまり無く、Battleシナリオで流石に対する静かな復讐の念を燃やしていた点は、高橋曰く意外と陰険らしい…。若干、頭文字Dの主人公と似た人格と言えよう。また、Talkシナリオでは、女性キャラクターからの頼み事や強引な押し、言いくるめを否定する事ができないところから、優柔不断で女性に対する免疫は強くないと思われる。
02.高橋純一(ホンダ DC2 インテグラタイプR・白or日産 BCNR33 スカイラインGT-R Vスペック・銀)
 主人公が劇中で最初にバトルを行った相手。彼も主人公と同じく安奈峠で、昼間の誰も居ない時間帯を狙って練習しているらしい。性格は主人公と似て穏やかだが、洋子の強い剣幕や谷津坂の高圧的な態度に怯んだところから、どちらかと言うと気弱な方。池中市の走り屋事情に通じており、ちょっとオタクっぽい。ドラテクの才能には恵まれなかったらしく、あまり速い運転はできない。エンディング後に表示される、全キャラクター集合カットイラストで初めて、登場人物内ではかなり大柄である事が分かる。
03.水野洋子(ホンダ EG6 シビックSiR-?U・青)
 ナイトクルーズ率いる水野陽司の妹。ストーリー序盤ではペーパードライバーだが、終盤(TimeAttackシナリオでは中盤)にてEG6を入手している事が確認できる場合もある。性格は基本的に勝気で口うるさいが、Battleシナリオ終盤に一時悲しむ表情を見せるなど、女の子らしいか弱い一面も有る。また、同シナリオでは主人公へ歩み寄る描写が多い事から、彼に対してやや気がある様子。
04.水野陽司(トヨタ SW20 MR-2 GTS・黒)
 春賀峠をホームコースとする、ナイトクルーズのリーダー。物腰が柔らかく、包容力も有る人格者。本人曰く、年齢が一番上なのでリーダーを務めているらしいが、坂田が現役だった頃から走り屋をやっているらしく、リーダーを務めるに当たってのキャリアと腕は十分に備わっていると思われる。また、直接話し合う描写は無いが、Talkシナリオにのみ登場するまり子とはかつての同期であり面識が有る。しかし、主人公がチームに入ってきてからと言うもの、SW20を駆って走る事はめっきり少なくなったらしい。また、チームの肝心なバトルに限って所用で現れない事が多いらしいが…。
05.谷津坂京介(日産 S14 シルビアK's・赤or日産 S15 シルビア スペックRエアロ・銀)
 ナイトクルーズのエースで、主人公のライバル的存在。赤い髪と革ジャンの服装が印象的。あまり多くは喋らないがその口調は鋭く、相手を威嚇するかのよう。また、非常にプライドが高い性格で、一度敗れた相手には借りを返す、もしくは実力を認めて納得するまで付きまとう。そのせいかシナリオ分岐次第では、彼と最大3回ものバトルを行う羽目にもなりかねない。そのキャラクター像は、まるでドラゴンボールZのベジータを思わせる…。
06.橋本薫(日産 DR30 スカイラインRS-X I/C・赤と黒のツートン)
 ナイトクルーズのメンバーの一人で、主にメカニックを担当。緑のシャツを着てサングラスをかけており、なぜか大阪弁を喋る。Battleシナリオでは、主人公や高橋にセッティングの極意を説く場面もある。古くからリーダーの水野とは交流があり、坂田とも面識が有る。坂田曰く、昔は単なる無線マニアで車すら持っていなかったらしい。そこからも橋本が、如何に機械いじり好きかを伺える。故に愛車のチョイスも渋く、他のキャラクターとは一線を画すセンスを持つ。
 ナイトクルーズメンバーの中では比較的存在が薄いのか、Battleシナリオ以外ではほとんど主人公との絡みが無い。TimeAttackシナリオに至っては、陽司と共にリターンマッチ戦を申し込まなかった。陽司こそカラカラ岳で起きた事故に駆けつけるものの、彼に至っては第3話で分かれて以来、それっきり登場すらしない。ある意味Battleシナリオ専門のキャラクターだろうか。
07.蘭堂まり子(ホンダ MC28 NSR250R SE・朱色)
 Talkシナリオのみ登場。伊里江岬をホームコースに走るバイク乗りの女性。ホームコースで四輪の走り屋に絡まれる事を嫌っており、彼らがやってきた時は自ら進み出て追い返しているとか。
 そんなまり子もかつては四輪で走り屋をやっており、ナイトクルーズのリーダー・水野洋司とは当時同じチームに属していた(チーム名の言及は無かったが、真がリーダーを務めていた頃の旧ナイトクルーズと思われる)。彼女曰く、水野とは面識が有るばかりか、たまに再会してお喋りする事も有る関係。四輪現役の頃は実力も半端ではなかったらしく、池中エリアの女王を名乗っていたらしい。しかし現状はバイクが楽しいらしく、四輪復帰の予定は無いとの事。
08.双葉冴子(トヨタ AE86 カローラレビンGT-APEX 2ドア・赤と黒のツートン)
 TalkとBattleシナリオに登場。札野道路をホームコースに持つ、双子のハチロク乗りの片割れ。まり子と面識が有る。姉妹の真弓とは正反対で、おしとやかかつ物静かな性格。だが、愛車のチョイスは姉妹で共通しているところは、いかにも双子らしい。少しだけ天然ボケが入っているが、極稀に笑顔で主人公へ核心を突く発言をする事も。
09.双葉真弓(トヨタ AE86 スプリンタートレノGT-APEX 3ドア・黄色と黒のツートン)
 TalkとBattleシナリオに登場。札野道路をホームコースに持つ、双子のハチロク乗りの片割れ。まり子と面識が有る。姉妹の冴子とは正反対で、思い切りが良くて気が強い性格。ここは洋子とも似通るキャラクター像だ。だが、愛車のチョイスは姉妹で共通しているところは、いかにも双子らしい。
 Talkシナリオでは主人公と組む際、改まったあいさつを素直に言えずに一人で怒り出したり、主人公と一子との絡みに妬きつつも、彼女のチーム加入には主人公の賛成に渋々同意するなど、いわゆるツンデレな一面を見せる事も。主人公に気が有る素振りまで洋子と似ている。
 Battleシナリオでは、トイレに急ぐふりをして主人公の実力を見定めるために接触(恐らく、偽ナイトクルーズのリーダー・TKからの指示だったと思われる)。主人公はそれを案の定疑っており、バトルの前に彼女と強烈な"舌戦"を繰り広げる。主人公に敗退後やちくまサーキット決戦前では、実に挑発的な言葉でたしなめるなど、Talkでの面影は薄くなって純粋な悪役へ転向している。
10.栃倉一子(日産 CZ32 フェアレディZ 300ZX・白)
 Talkシナリオのみ登場。池中市のカーショップでアルバイトをしている。非常にエキセントリックな性格で、ほぼいつもテンションが高い。天然ボケの具合は冴子の比ではなく、時より意味が分からない言葉を発して、主人公達を困らせてしまういわゆる電波系。主人公と双葉姉妹には、ドリコンのメンバーが欲しくて接触を試みたが、これまたやり方が普通じゃない。これでは応募締め切り間際まで、メンバーが集まらないのも無理は無いだろう。しかし、大柄で大排気量なZ32を転がす事から、並以上のドラテクは持っていると思われる。

(※下記にネタバレ有り。知っておいても差し支えの無い方のみドラッグ可)
 実は電波系な性格に加えて、非常にドジっ子と救いようの無い人物。彼女との個別エンディングでは、主人公が買い物に来た際に自ら発注ミスで大量に仕入れてしまったワックスを、半ベソになりながら大量に売りつけると言った醜態を晒す。更にこれだけでは済まず、かつて主人公が一子のおすすめで買ったオイルが、既に使用期限切れだった等そのドジっぷりは留まる事を知らない。恐らく全登場人物中、1・2位を争うほどの濃いキャラだろう。
11.片貝亜砂子(三菱 CN9A ランサーエボリューション?W・銀)
 TalkとTimeAttackシナリオに登場。小麦色の肌とニット帽がトレードマーク。
 Talkシナリオでは、主人公一行が泊まりに行った、将軍坂の温泉旅館の娘という設定で登場する。性格は洋子や真弓と同系列で、主人公が覗きの疑いを掛けられた際の剣幕は恐怖の一言! 家業の手伝いとして露天風呂の女湯で、男湯からの覗きが無いかを監視しているらしい。近所に将軍坂が有るので、多少なり走りには通じている。ストーリー終盤に登場する事も有ってやや存在感が薄いが、彼女が登場すると個別エンディングが強制的に確定してしまう点は皮肉である。
 TimeAttackシナリオでは、時子が通う幼稚園の保育士という端役に追いやられていて、やや扱いが不憫でもある。
12.石川
 Talkシナリオのみ登場。劇中の走り屋雑誌「月刊ドリフターズ」の編集員を行っている。ナイトクルーズと疾風少女隊の対決企画の担当者。その身なりは、カーイベント等でコンパニオンに群がるカメラ小僧を思わせる。双葉姉妹から楽しそうにしていると言われた為、「ビジネスなので気分は真剣です」と答えるが、いかせん胡散臭さは否めない。
13.紫藤慎也(三菱 DE3A FTO GPX・銀)
 Battleシナリオのみ登場。痩せ身で眼鏡をかけており、何となく人間に扮した宇宙人然とした姿に見えなくも無い。"首狩り"の異名を持つ、伊里江岬をホームコースとする走り屋。"首狩り"と称される理由は、かつて倒してきた相手を写真やステッカー、パーツの一部としてコレクションしている為である。しかし本人曰く、その通り名は自称したのではなく、「どこかの馬鹿が勝手に付けたあだ名だ」と述べている事から、内心面白くは思っていないようだ。ナイトクルーズが遠征に来るまでは地元・伊里江岬にて無敗を誇っていたが、主人公(もしくは谷津坂)に敗れて初黒星を刻まれる。と言うのも彼曰く、これまで負け無しであり続けてこれた理由は、勝算の有る相手とのみしかバトルを行って来なかったからであるらしい。故にセコいやり方で勝率を稼いで来た小物の様にも思えるが、TKから偽ナイトクルーズへのスカウトを受けた辺り、池中エリアでも有数の強さと名声は持ち得ていると思われる。
14.流石聖(トヨタ JZX100 チェイサーツアラーV・白)
 Battleシナリオのみの登場と思われがちだが、一応TimeAttackシナリオにも名前だけは挙がっているので、あながち断言は出来ない。茶色の長髪でヘアバンドを着けている。
 池中エリアでは抜きん出たドリフトテクニックで有名で、数々のドリフトコンテストを総ナメにしているらしい。通り名は"黒ステッカー"。谷津坂の証言によると速さの方もかなりのレベルらしく、彼が路面に残した特徴的なブラックマークは雨風でも簡単に消えないらしく、「その峠に流石のブラックマークが残っている限り、そこに流石を超える走り屋は現れない」という伝説を残している。そこから"峠に黒い傷を残す者"転じて"黒ステッカー"と呼ばれるようになったとの事。だが皮肉屋で口が悪い性格らしく、バトルに敗れた後に激しい負け惜しみを口にする事は、高橋曰くドリフトのうまさと並んで有名だとか。
15.長野健(日産 RNN14 パルサーGTi-R・黒)
 Battleシナリオのみ登場。地元がカラカラ岳の走り屋。金髪で革ジャンを来ている。性格はどうやら頭に血が上りやすいタイプらしく、選択肢次第では谷津坂との仲裁に入った主人公を殴りつける場面も有る。愛車のチョイスからも伺えるように、雪道のドライビングには相当の自信が有るらしいが、ビジターであるはずの谷津坂にしてやられてしまった点から、絶対的な強さという意味では並かその上程度と思われる。
 かつて偽ナイトクルーズが遠征に来た時に、彼の所属するチームが惨敗を喫したらしい。竜子とその事を愚痴っていた所を、たまたま同じレストランに食事に来ていた主人公と谷津坂に聞かれ、谷津坂から絡まれてバトルを挑まれる。彼とのバトル後、主人公の仲介により和解。後日、春賀峠へチームメンバー全員で遠征に来るらしい。
 また、余談ではあるが、選択肢次第ではちくまサーキット決戦にてナイトクルーズの応援へ駆けつけ、TKの正体を教えると言うお手柄(?)をやってのける場合も有る。
16.信濃竜子
 Battleシナリオのみ登場。前髪を含めて全体的に長髪なのが特徴的。劇中では長野のパルサーに同乗しているが、ラリーで言う彼のナビゲータ的なポジションなのか、自らの愛車を持っている走り屋なのかは不明。
17.坂田真(日産 WGNC34 ステージアRS-FOUR・白)
 BattleとTimeAttackシナリオに登場。有限会社坂田モータースの社長。坊主頭が特徴的な中年男。Battleシナリオでは、僅かに終盤のみ登場するゆえに性格が分かり難い。しかしTimeAttackではメインキャラで登場する為、口数が少ない古風な頑固職人である事が確認できる。
 Battleシナリオでは、ストーリー終盤に洋子と工場を訪ねた事から出会う。かつては旧ナイトクルーズのリーダーを務めており、チーム内では"峠キング"と称される程の強さを誇っていた。チーム自体も全国的に有名で、遠方からの遠征者がやってきたり、またはナイトクルーズ自らも頻繁な遠征へ出かけていたらしい。しかし今となっては、成長著しいとはいえ主人公に敵わないほど腕がなまってしまっている。チームを存続し続ける意味について主人公へ問答を投げかけ、"チームとは「車が好きである気持ち」が中心になって成り立っている"と自身の考えを説く。チームの伝統や面子にこだわる谷津坂とは、全く正反対な意見の持ち主である。
 TimeAttackシナリオでは、Battleシナリオでの物腰の柔らかさは鳴りを潜め、ストイックなキャラクターが剥き出しになっている。その為、いささか近づき難いのが印象的である。洋子曰く、大の走り屋嫌いらしい。ただし、過去のナイトクルーズやそのリーダーを務めていた事についての言及は無いが、主人公のマシンの再セットアップに春賀峠を選んだ際に「俺も昔、そこは走った事がある」という発言や、ドリコンへ参加する前の主人公へドラテクの要点を説く場面などから、自身もかつては大物の走り屋であったと思われる。チューニング業界へのコネクションも持っており、主人公の腕を認めてとあるパーツメーカーの担当者・大門を紹介した。このシナリオでは、主人公へセッティングの極意を説いた張本人。自ら手を入れた車が誰かを傷つける事を嫌っており、そのオーナーが客であっても許さない考えを持っている。故に、ストーリー後半で谷津坂が事故を起こした後に、病院へ駆けつけた時に烈火の如く怒り出し、まだ幼い時子の目の前でありながら、主人公へ鉄拳を飛ばす場面も有った。
18.TK
 Battleシナリオのみ登場(便宜的には)。偽ナイトクルーズを率いる謎の走り屋。"首狩り"の紫藤、"双子の悪魔"こと双葉姉妹、"黒ステッカー"の流石を束ねて、本物のナイトクルーズ解散を企てる。自身のドライビングテクニックも、カラカラ岳の地元チームを軽く打ち破ったり、主人公を上回るドリフトテクニックを持つ事が確認されている。帽子とサングラスとコートを着ており、その正体は謎に包まれている。

(※下記にネタバレ有り。知っておいても差し支えの無い方のみドラッグ可)
 実はこのTKの正体は、なんと本物のナイトクルーズを率いているはずの水野陽司。彼こそが偽ナイトクルーズ騒動に関する諸悪の根源である。それらしき伏線として、紫藤とのバトルからの不可解な不在が伺える。しかしそれに留まらず、選択肢次第ではドリコン当日に主人公が会場で彼らしき人影を目撃したり、長野がTKの車種を"黒のSW20"である事を教える場面も有る。また、TKの正式な名称はかつての坂田の呼称である"峠キング"(=TougeKing)。陽司がそれを名乗り、本家と偽者のナイトクルーズを行き来していたのである。
 そもそも陽司は旧ナイトクルーズが解散された後も、全国最速の走り屋チームであり続ける事を諦めきれなかったらしい。そこで橋本とチームを再結成するも、中途半端な実力を持つ者しか集まらず、彼はその現実に落胆してチームの分裂を決意。池中エリアを探し回って、紫藤と双葉姉妹と流石をその配下に迎える。しかしその後本家チームへ、谷津坂と彼に匹敵する速さを持つ主人公が加入し、計画の歯車が狂い出す。一時は本家チームから、主人公か谷津坂のどちらかを引き抜く予定も有ったらしい(これも選択肢次第で確認可能)が、次々と配下の4人を刺客として送り込むも二人は共闘して彼らを各個撃破。そこで陽司は、ちくまサーキットを舞台にナイトクルーズの名前を賭けて、両チームを対決させる事を決意する。しかしここでも紫藤ら4人は敗北を喫し、更にここで己が真の黒幕である事が、本家メンバー全員へバレてしまう。最後の悪あがきに陽司は主人公とのバトルを行うも、それにあえなく敗れてしまい、そこで初めてナイトクルーズというチームの過去の栄光とブランドイメージに、ただ自分が振り回されていた事に気付く。それを悟った彼は、ついに走り屋のキャリアへ終止符を打った。
19.坂田アキ
 TimeAttackシナリオのみ登場。坂田モータース事務担当の女性で、社長・真の妹。主人公と同年齢であるらしい。竹を割ったようなサバサバした性格で、細かい事はあまり気にしない。しかし、兄であり社長である真のワンマンなやり方には、時より反論して衝突する事も有る。
20.山野次郎
 TimeAttackシナリオのみ登場。坂田モータースの整備士であり、社長・坂田の助手。6才の時子を娘に持つ。穏やかかつ寛大な性格で、実の娘をバトルで同乗走行させて危険な目に遭わせたであろう主人公を、決して責め立てることが無かった(あえてそのシーンを開発陣が入れなかった、もしくは坂田による叱責と制裁で気が済んだという事も考えられるが)。更にストーリー終盤は、主人公のフォローにも回る程の善人ぶりを見せた。
 かつては坂田と共に、プロレーサーを目指して幾多もの草レースに参加するアマチュアレーサーであった。しかし時子が生まれ、その夢を諦めざるを得なかった。その後は坂田が始めたこの整備工場に、従業員として迎え入れられたのだろう。さすがドラテクも並以上のものは持っており、安奈峠下りのタイムは強敵・谷津坂を倒した主人公をも唸らせた。
21.山野時子
 TimeAttackシナリオのみ登場。山野次郎の娘で、まだ6才の幼稚園児。人懐っこく、初対面の主人公に対しても人見知りしなかった。走りを助手席で感覚的に評価する事に優れており、アキ曰く「ゆりかごの代わりに車の中で育ったから」らしい。また、走り屋である主人公の助手席に乗っていながら、不快感を示す事は有っても(ヒート失敗時)決して怖がるような感情は見せない事から、幼い割に度胸が据わっている。
22.大門
 TimeAttackシナリオのみ登場。坂田モータースと契約しているパーツメーカーの職員。会社がプライベータレーシングチームに出資しており、坂田が主人公の腕の良さを話すと、興味を示してドライバーとしてのスカウトに乗り出す。
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